私とS・K、学校から帰ったばかりのT・Mの一人部屋を訪問

「あんな縄文土器みたいなモン持たされたかと思えば今度はスコップで穴掘りですもん。マジ勘弁」
 部屋には煙が充満している。
 S・Kがファッション誌を広げている傍らで、部屋のベランダから外を眺めていると学校から帰ってきた制服姿のT・Mが見えた。
「おかえりー」
 私が声を掛けるとT・Mは私の方を見上げ、咄嗟に将校のように胸を張って敬礼してみせた。此処に居るだけで「ただいま」と「お帰り」を言ってくれる相手がそれぞれ沢山いる。これも共同生活のひとつの醍醐味と言えるかもしれない。
「S・K。T・Mの部屋行こうよ。S・K、将棋出来る?」
「え、一応出来ますけど、俺そこまで上級者じゃないっすよ」
 私は半ば強引にS・Kを連れ出すと、そのままT・Mの部屋へ押しかけた。
「T・M、もう入っていい?今日はS・Kも連れてきた。また将棋やろう」
 T・Mは着替え中らしいので着替え終わるまで私とS・Kは道場の敷地内に何か遊び道具がないか虱潰しに探すことにした。産後 ベルタ酵素